――入職時のきっかけ
私は草加なかよし保育園から住んでいる場所がとても近くて、子育てもしていましたので、通勤に時間がかからないようにということで、家の近くで就職場所を探しました。ちょうどなかよし保育園がオープンのときだったので、自分の経験が活かせるかなと思って、なかよし保育園に勤めることにしました。
――10年間で『地域密着型保育士』へ成長できた
オープン当時は、1からみんなで作り上げていくっていうことに慣れない職員も多く、とても苦労がありました。しかしみんな一人ひとりが自分で考えてできるっていうところが、新園のとても楽しいところです。充実した毎日だったので「大変だな、辞めたいな」とかあんまりそういうこと思わずに、みんなで楽しく、一つ一つ1から作り上げることができました。この10年間、試行錯誤し、新しい先生も古い先生もみんなで一緒に話し合いができる環境が造りあげられました。今は職員同士が自分の意見が言い合える、とても良い環境の中で保育ができ、働きやすい職場だと感じています。
――前職を活かして保育士のビジネスマナー研修も
以前幼稚園で働いていたことはあったのですが、違う仕事もしてみたいと一度第職しました。普通に一般企業も経験して、一度保育からは離れたんですけど、自分がお母さんになったらまた復帰しようって決めて、初めての保育士として草加なかよし保育園でスタートを切りました。
一般企業で受付や営業職に携わったことが、ちょっと人見知りだった自分を克服したり、ビジネスマナーの学びなどが今の保育所での保護者対応に活かされていると感じます。今では新人のビジネスマナー研修の講師を担当するなど、今までの経験が全てここで活かされていると思います。
――保育士に必要なコミュニケーション能力とは
保育士目指されている人は、たぶん人見知りと思っている人も子どもとの会話は普通にできるのではないでしょうか。保護者対応ってなると緊張してコミュニケーションがうまくいかないなっていうのを感じることが多いのではないでしょうか?そういう意味ではそういう方はいろんな人とお話する機会を作ることが大切だなと思います。新任研修でも保護者対応っていうところは一緒に勉強していくんですけれども、現場に入ってから一緒に組む先生と一緒に、保護者対応どうしていったらいいかっていうのを間近で見てもらって、少しずつ覚えてもらえばと思います。
自分で自信ができたら少しずつ何気ない会話から始めてみましょう。先輩の先生方も横について暖かく成長を見守っていきます。
――どんどん新しい意見を言える
自分で考えるのが大好きだっていう方は、草加なかよし保育園がとても向いてると思います。子供の成長の為に何をどうしたら良いか、何を通して学びに繋げていくのか、自分達で考え、より良い保育になるように計画していきます。夏祭りひとつにしても、今年はこういう夏祭りだけど、次の年は自分がこうしたいと思えばそれができる、そんな環境にあるので、どんどん新しい意見を出し合え保育を深めていくことができます。
――働くお母さん先生のために融通が利く
私は2人の子育て真っ最中です。1人目の子どもが今6年生で、下の子どもが保育園の年長児。1人目が生まれたあと、主任の役職にも就かせていただきましたが、そのあとまた2人目ができて、産休、育休を取らせて頂くことになりました。子育てがしやすいように、こちらがこういう働き方がしたいとお願いすると、それに快く答えてくださいました。私は子どもの小学校も保育園もここから徒歩5分とか10分とか、すぐ近くのところにあるので、行事や懇談があるときも休憩時間をそこに当てていただき、その日その時間にちょっと抜けさせていただくなど、臨機応変に対応してくださっているので、子育てと仕事の両立がとてもうまくいっています。また、若い先生たちも、子育てとかしながら仕事をしているっていう状況にとても理解があって、みんながとても協力してくれて、「いいよ、行ってきていいよ」っていうふうに言ってくれるので、遠慮なく「ごめんね、お願いします」って出掛けていきます。こういうふうに言うことができる雰囲気なので長く続けることができているのだと思います。
熱が出てお迎え来てくださいっていうときも、「すぐ行ってきて」っていうふうに周りの方みんなが言ってくれるので、そこは安心して子育てにも仕事にも打ち込めます。
――上下関係なく意見が言い合える職場の雰囲気
その雰囲気がどういうふうにできていったかっていうと、これっていう決め手はたぶんないと思うんです。やっぱり長く続ける人が増えるとコミュニケーションも深まり、その分お互い意見が言いやすくなるのだと思います。私たちみたいな最初からいる職員も、新人の意見に対して「そうだね、そうだね」っていうふうに、意見をどんどん取り込めるような環境を作ろうっていうところから、1年目で入ってきた子たちも、「私はこう思うんですけど」っていうような意見がどんどん出るようになっていってます。それをみんなが「そうだね」って言えるような環境に少しずつ変わっていったのと、あと困っている人がいると、誰かが必ず気が付いて助けてあげられる環境作りができてきたっていうところで、安心感があるからこそ、何でも言えるっていうふうになったかなというふうに思います。
――職員同士仲良しなのは音楽活動が盛んだから
音楽活動が盛んだから、その練習で仲良くなったりするのですかね。職員で合奏を毎年何曲かやるので2 曲ぐらいは大体やるんですよ。夏祭りと発表会で職員の合奏を子どもたちに披露しています。子どもたちはそれを目標にというか、「上手になったらこんなことができるんだ」みたいな、すごいと思ってもらえるために頑張っています。
とにかく音楽活動盛んですね。自然とだから音楽好きの先生たちが集まってくるというか、楽器経験者の先生が多いですね。でも、ほんとに夏休みと発表会前だけに職員みんなで活動しています。音楽の先生が月1回来てくれるので、その先生に見てもらいながら練習するんですけど、それ以外でも、職員がピアノの連弾の練習をしていたりとか、職員の余興バンドを作ってやってみたりとか、ちょこちょこ面白い活動だなって、草加なかよし保育園ならではかなっていうふうに思っています。
――音楽未経験の方でも大丈夫
いつから活発になったんですかね。3~4年ぐらい前から少しずつ活発になってきたんじゃないかな、本格的にやるようになったかなと思います。音楽好きの方はぜひ来ていただきたい。でも、全然やったことない人でも、教え合って練習できるので、全然経験がなくても音を楽しむところから始めていくのが良いと思います。音楽は大人も子どもも世界共通の楽しみですから。機会があればぜひぜひ。